生クリームでアレルギー症状が出た実体験とその原因について

今回はショートケーキを食べていたら食べ物アレルギーを発症してしまったOさんの体験談です。

小さなお子さんも大好きなショートケーキ。アレルギー体質の方は卵と牛乳が使われているため、はじめから食べられないということもありますが、ショートケーキをキレイに、美味しく飾ってくれる「生クリーム」が原因で食べ物アレルギーが発症してしまうことがあります!

生クリームがきっかけでアレルギー!Oさんの体験談

私は、生クリームが好きです。おやつや疲れている時に、特に食べたくなります。ある日、いつものようにショートケーキを冷蔵庫から取り出し、食べていました。一口目二口目は、いつも通り「おいしい!」と思い食べていましたが、食べ終わったあとに喉がかゆくなったような気がしました。ほんの少しの変化だったため、その日は特に気にはしませんでした。

後日、またショートケーキを口にしました。すると、食べ進めていくうちに前と同じような感覚がありました。「(あれ?喉がなんかムズムズする・・・)」さすがにおかしいな、と思ったので、アレルギーについて調べてみました。

原因は「乳アレルギー」にアリ?忘れちゃいけない生クリームの原材料

最初は、「生クリーム アレルギー」で検索をしていたのですが、調べていくと生クリームの原料である「乳」が原因でアレルギーが起こることが分かりました。食物アレルギーにはさまざまあり、代表的なもの(乳、卵、小麦、えび、かに、落花生、そば)の他にも果物や他の食品もアレルゲンになることがあるそうです。

今、思い返してみると、幼稚園や小学生の頃に給食に出ている牛乳を飲むことができない友人がいました。特に、乳幼児は消化機能が未発達のため、食品に含まれるたんぱく質の分解が上手にできず、アレルギー症状が出ることが多いそうです。そのため、小さい時には特に食事に注意する必要があるそうです。

意外に身近な食物アレルギー 大人になって新たにアレルギーが発症する場合も……

今回、私が体験したことを友人に話すと「私も小さい時は牛乳が飲めなかったわよ。」「俺も息が苦しくなって一度救急車に乗ったことがある。」と意外に身近なところにアレルギーは存在しているのだと感じました。いつ、だれにでも起こりうるアレルギーだからこそ、注意をしていく必要があると思います。

今後は、自分のアレルゲンを知るために病院で検査をしていきたいと思います。また、スーパーマーケットで食品を買う際は、食品に記載してある特定原材料(乳、卵、小麦、えび、かに、落花生、そば)を確認しながら購入していきます。

お子様がいる方は、特にアレルギーに注意しながら生活をしていけると良いかと思います。

大人になってからも、今まで食べられていた大好物が、急にアレルゲンになることもあるようなので、他人事だとは思わずに意識していきたいです。自分のアレルゲンを知ることで、対応策の幅が広がると思います。安全な生活を送るためにも、アレルギーに関する知識を得ることは大切だと思いました。

牛乳を含む加工食品は牛乳アレルギーの人には危険?

Oさんんが食べ物アレルギーを発症したように「牛乳アレルギー」がある方が牛乳由来の食べ物を食べる際には、食べ物アレルギーを発症する可能性があります。

牛乳はもちろん、次のような牛乳を含む加工食品も同じく牛乳アレルギーの方はアレルギー反応が出てしまうことがあります。

 

  • ヨーグルト
  • チーズ
  • バター
  • 生クリーム
  • 脱脂粉乳
  • アイスクリームなど

 

またチョコレートなどにも、牛乳は使われていることがあるため、牛乳アレルギーの方はお菓子類を食べる際にも注意が必要です。

生クリームを「豆乳」で代用できる?アレルギー体質の人が自宅でケーキを作る場合は?

「ふわふわの生クリームを、どうしても食べたい!」という時には、どうすれば良いのでしょうか?

実は牛乳の代わりに豆乳を使って生クリームを作ることができます!

ただ、豆乳そのままではサラサラとした仕上がりにしかならないため「豆乳+レモン汁」をあわせて、ヨーグルト風の豆乳クリームを作ったり、下の動画のように長時間泡立てることで生クリーム風の豆乳クリームを作ることができます。

また「スジャータ」から、豆乳で作られたホイップクリームも販売されているので、自分で豆乳クリームを作るのが大変だ……という場合は、市販品を使うというのもおすすめです!

牛乳・豆乳以外の選択肢は? ココナッツミルクやヤギミルクなどで代用も可能!

牛乳アレルギーの方は、生クリームは食べられません。
また大豆アレルギーの方は「生クリームを「豆乳」で代用できる?アレルギー体質の人が自宅でケーキを作る場合は?」でご紹介した豆乳生クリームをやっぱり食べることができません。

実はそういった方でも食べれる生クリームがあります!

それは次のようなミルクで代用することです。

 

  • ココナッツミルク
  • ヤギミルクなどで代用

 

牛乳や豆乳に比べると、やや割高にはなってしまいますが「ココナッツミルク」「アレルギー用ミルク」「ヤギミルクなど」を使うことで、生クリームやホイップクリームにすることができます。

ただし、ココナッツミルクの場合は日本で市販されているものは、水分量が多いため、なかなかホイップクリームのようになりません。ココナッツミルクで生クリームを作りたい場合は、海外サイトで販売されている「全脂肪ココナッツミルク」がおすすめです!

またヤギミルクは、牛乳や豆乳で作った生クリームよりも、やや癖があるため個人によって好き嫌いが別れてしまいます。(牛乳よりもヤギミルクの方が濃厚な香りと味で逆に美味しい、という方もいらしゃいます)

牛乳アレルギーの方でもショートケーキが食べられるお店もあります!

牛乳アレルギーの方はOさんの体験談にあるように、ホイップクリームを食べただけでも、アレルギー反応が出てしまうことがあります。

もし、アナタがOさんのように生クリームを食べただけでも、のどが痒くなったり、身体に発疹が出てしまうようなら、豆乳やココナッツミルクなどで代用した生クリームを食べた方が良いでしょう。

でもご安心ください。食べ物アレルギーの人でもショートケーキが食べられるお店が2019年3月に登場しました!

PÂTISSERIE LAIT DE CHÈVRE(パティスリー レ・ド・シェーブル)」はヤギミルクを使ったケーキが食べられる食べ物アレルギーの方にも嬉しいお店が岩手県にあります。

「食べ物アレルギーだけど、ショートケーキをどうしても食べたい!」という方は、今回の記事を参考に自分の体質にあった食べ方で、生クリームを楽しんでくださいね。

 

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